
蔵王院とは


平成20年12月25日に船橋市小室町に建立された、真言宗大覚寺派の小さなお寺です。
その後、現在の印西市武西に本堂である五大堂及び、護摩堂である八角堂を建立しました。回向・祈願はもちろん、写経や悩み事相談など、地域の皆様のお役に立ちたいと願い、建立したお寺です。
蔵王権現とは
蔵王院のご本尊である蔵王権現様は、正式には金剛蔵王大権現といいます。
今から1300年以上前に、役行者が社会としゅじょうを守護済度くださるご本尊を祈請されたところ、先ず釈迦如来様が、次いで千手観音様・弥勒菩薩様が現れたといいます。しかし、混迷しきった世間や人心を救うにはあまりにも優しすぎるとして、さらに祈りを重ね一千日の修行の末、最後に忿怒身をもった金剛蔵王大権現様がご出現下さった、と伝わります。『金峯山秘密伝』より
由来
蔵王院の住職である竹田慧乗が修行した、滋賀県にある石山寺(紫式部のお寺として有名)のご本尊如意輪観音様の両脇侍には、天平宝字6年(762年)に制作された金剛蔵王像と執金剛神像が祀られています。
日本独自の神仏習合の象徴である、蔵王権現様をご本尊とすることで、修行時代の所信を忘れず全ての人々を救済できるお寺にしたいとの思いから、蔵王権現様をご本尊とし、お寺の名前を蔵王院と致しました。